ロキソニンとセレコックスを比較してみる

新しいタイプの痛み止めと言われるセレコックスは、優れた消炎鎮痛効果を発揮しながら胃に優しいという特徴があります。
よく効く痛み止めとして人気のロキソニンと同じNSAIDsこと非ステロイド性抗炎症薬というタイプにセレコックスも属しており、共にプロスタグランジンという炎症や痛みを引き起こす物質が生成されるのを阻害して炎症を抑え痛みの症状を緩和します。

セレコックスとロキソニンを比較した場合、大きく違うのはプロスタグランジンを生成するCOXという略称を持つシクロオキシゲナーゼを阻害する時の作用です。
COXにはCOX-1とCOX-2の2種類があり、炎症や痛みを引き起こすのはCOX-2でCOX-1のほうは胃粘膜を保護する働きを持っているためCOX全部を阻害してしまうと胃粘膜保護機能が低下し胃が荒れるため痛みが出て来ます。

ロキソニンなど他の非ステロイド性抗炎症薬と違ってセレコックスはCOX-2のみを選択的に阻害するよう開発され、胃が荒れる副作用を極力抑えながら消炎鎮痛効果を発揮する薬として登場しました。
セレコックスはロキソニンと比較すると効き目が続く時間が長いのも特徴で、1日3回服用するロキソニンに対してセレコックスは1日2回の服用で24時間以上痛み止めの効果が続くため、夕食後に服用しておけば痛みで夜中に目覚めることなく眠ることができます。

セレコックスは胃に優しい消炎鎮痛薬ですがロキソニンと違って熱を下げる作用が弱いため解熱剤としては使われません。
ロキソニンよりも胃に優しいセレコックスですが、胃腸への副作用が皆無ではないため他の痛み止め同様に用法用量や注意点を守って正しく服用する必要があります。
セレコックスは喘息発作も起こしにくいと考えられていますが、喘息やアレルギーがある人の服用は要注意とされます。
心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患リスクを高めることもあると言われ、元々そういった持病を持つ人や高齢の人、長期間の服用を続ける際には注意が必要な薬です。

胃が荒れた時の症状って?

セレコックスはロキソニンなど他の非ステロイド性抗炎症薬と違って、痛みの原因物質プロスタグランジン生成に関わるCOX-2を選択的に阻害して効果を発揮し、胃粘膜を守る作用を持つCOX-1への影響が少ないことから胃に優しい痛み止めとして重宝されています。
胃腸の弱い人には有難い存在のセレコックスですが、まったく胃が荒れない訳ではないため用法用量を守り他の薬との飲み合わせに注意することも大事です。

セレコックスと違って胃粘膜を保護するCOX-1まで阻害してしまうロキソニンなどの非ステロイド性抗炎症薬は、胃粘膜保護作用まで弱めてしまうために胃が荒れる状態を引き起こします。
胃には食物を溶かす胃酸があり、金属をも溶かす酸性度を持つとされ食物を消化すると共に細菌なども死滅させます。
その強力な胃酸から胃そのものを守るのが胃粘膜ですが、非ステロイド性抗炎症薬の効能がCOX-1が担う胃粘液分泌促進や胃酸分泌の抑制の働きまで阻害することで、胃粘膜が保護機能を弱めてしまうために胃が荒れる症状が出て来ます。

胃が荒れた時の症状で顕著なのはやはり胃が痛むことで、それに伴って腹部膨満感や胸やけ、吐き気が起こり実際に嘔吐してしまうこともあります。
非ステロイド性抗炎症薬による重大な副作用では消化管潰瘍や胃腸出血があるため、万が一コーヒー色の吐血などがあった場合はすぐに病院へ行くことが重要です。
非ステロイド性抗炎症薬の消炎鎮痛薬を処方される際に胃粘膜保護作用を持つ薬も一緒に出されるのはCOXの阻害作用から胃粘膜保護機能を守るためで、効果の高い痛み止めの薬ほど胃粘膜保護作用を持つ薬と同時に服用することが、副作用を防ぐ大事なポイントになります。