緊急の痛風で市販薬を使う時はロキソニンが第一選択薬

痛風に悩まされる男性

歯医者さんで虫歯治療や抜歯をした時などに、麻酔が切れても痛みをおさえられるように処方される薬として有名なのがロキソニンです。
ひと昔前では病院などで処方箋などをもらわないと手に入りにくいロキソニンでしたが、現在では市販薬として購入することが可能なロキソニンS(第1類医薬品)があります。
ロキソニンは神経痛や、炎症に関して適した薬であり、歯痛以外にも身体中の神経痛や炎症などに対して大きな効果があります。

尿酸値が基準値よりも高くなり、プリン体を多く含む食べ物や飲み物を摂取すると発症する可能性が高いと言われているのが「痛風」です。
痛風は随分前には贅沢病等と言われていましたが、物が豊富にあり、食べ物に困らない現代社会においては贅沢病と言うよりは、生活習慣病と言えるかもしれません。
字の如く“風が吹いても痛い”と言われているほどの激痛で、症状が出る箇所に個人差はあるものの、足の親指の付け根などに激痛を伴うことが多いと言われています。
痛風はプリン体を多く含む食べ物などを摂取した時に必ず発症するわけではありません。
激しい運動をした後に発症するというケースもあります。

どのようなメカニズムかと言うと、一口もプリン体を摂取していなくても、激しい運動をすることによって、体内で勝手にプリン体を生成してしまうのです。
マラソンなどは最も危険な事例の1つです。
激走し、給水ポイントなどで水分を摂取したとしても、圧倒的に水分の補給量が足らずに、身体の外に余分な尿酸を放出することが出来ません。
汗からそれらを出すこともできません。その為、痛風を発症することが多く、注意が必要な競技だと言われています。
そんな、緊急性の高い痛風の痛みを発症した時はどうすれば良いのでしょうか。
長い目で見れば、水分を多く摂り、尿として体外に排出して尿酸値を正常にコントロールすることが適切です。
ただ、問題は1分1秒を争うような緊急の痛みです。そのような場合に1番おすすめしたいのがロキソニンなのです。

痛風の時に服用してはいけない薬

前述どおり、緊急の痛風に適しているの薬の1つがロキソニンであり、これは通常のドラッグストアで購入できるロキソニンSでかまいません。
ポイントとなるのは“緊急”という点であり、尿酸値をコントロールするための薬は他にありますが、風が吹いても痛いと言われるほどの激痛を一刻も早く緩和するのはロキソニンが第一選択薬だと考えます。
ただ、そんな便利な薬であるロキソニンですが、市販薬で服用を避けた方が良いとされるものがあります。
それは、アスピリン(アセチルサリチル酸)の成分が含まれている薬です。

アスピリンは風邪や、風邪予防の薬などに含まれているが多く、具体的な商品名で例をあげると「バファリン(第1類医薬品)」が該当します。
それから解熱鎮痛薬と知られる「ケロリン(第2類医薬品)」や「エキセドリン(第1類医薬品)」も同様です。
仮に緊急の痛風を発症した人が、ロキソンニンを飲んだ上で、バファリン、ケロリン、エキセドリンを服用してしまうと危険ですので注意してください。

この理由としては、実は痛風の痛みに関係してきます。
それはアスピリンが痛風の痛みを悪化させてしまうからです。
つまり、痛風の痛みを和らげるために摂取したロキソニンが、アスピリンを含む薬品を服用することで、無意味と言えるような結果を生んでしまったり、逆に悪化させてしまうということが生じるのです。

ロキソニンとアスピリン成分を含む薬の服用は絶対に止めておきましょう。
それから、あくまでも緊急の痛風に適しているというだけであって、痛風のための治療薬というわけでは決してありませんので、臨時的な薬として使用しながら、痛風の根本的な治療薬としては病院で適切な薬を処方されることがベストです。
痛風本来の第一選択薬はまた別の薬なのです。